Kiyomizu_Temple_-_01清水寺
画像-wikipedia

いまでは京都の観光スポットとして人気の清水寺ですが、昔 清水寺周辺は鳥辺野(とりべの)と呼ばれ庶民の遺体を木に吊し、鳥にその肉を食べさせて処理をする「鳥葬」の地でありました。

鳥辺野(とりべの)、化野(あだしの)、蓮台野(れいんだいの)は京都の3大葬送地で、野の付く所は遺体を野にさらして埋葬する場所という意味があります。

また清水の舞台は遺体を谷に捨てるために高く作られたのではないかという説もあるようです。
そして捨てられた無数の遺体から上ってくる臭気を防ぐためにも高く作る必要があったようです。

当時は清水寺までの山道を登って遺体を運ぶのは重労働だったため、鴨川に遺体を捨てて行く人が多く、
あたり一面に人骨が転がっていたと言います。

そこから地名が髑髏町(どくろちょう)と呼ばれるようになりました。
しかし、不吉に思った江戸時代の役人が轆轤町(ろくろちょう)と名付けたのです。

京都にはほかにも不思議な地名があるのでまた紹介したいと思います。



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